産業用織編物・フェルト・紙
- 高強度・高弾性率
- 耐熱性
- 非研磨性
- 軽量
強度が高く、耐熱性にも優れかつ、加工性の高いケブラー® は織物フェルト、紙など様々な形態に加工する事が可能です。
織物使用例：屋根補強用ケブラー®織物
火山噴火時の噴石被害から身を守る技術・材料として、「ケブラー®織物」の適用が進められています。
2014年9月に起こった御嶽山の大噴火により多数の死傷者が出たことを受け、内閣府は「活火山における退避壕の整備」の検討を開始しました。内閣府が主となって種々の検証結果を行った結果、一般的な山小屋の屋根部材の一部にアラミド繊維ケブラー®を挟み込み、屋根にしっかりと固定することで、噴石に対する耐衝撃性の向上効果が確認されました。実験では、噴石に見立てたコンクリート片を時速300km/hで噴射・衝突させました。従来の屋根材構成では容易に貫通したのに対し、「ケブラー®織物」を挟み込んだサンプル体では、コンクリートをしっかり受け止め、貫通を防ぎました。ケブラー®の高強度・高弾性、耐衝撃性が活かされた結果であるといえます。この結果に基づき、2015年12月に内閣府より「活火山における退避施設の充実に向けた手引き」が発行されました。
